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PCを自作するその2CPUの選び方
更新日: 2021-08-16 19:17:01
CPUとは Central Processing Unit の略ですが、その名の通り中心的に演算処理を行う部分。パソコンの頭脳というかメインなパーツです。パソコンの性能に最もかかわるところなので、一番初めに考えるのが良さそうです。沢山の製品ラインナップがあって違いを把握するのは苦労しますが、型番の見方が分かると自分に合った製品を絞り込んでいくことが出来そうです。
もくもく
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AMD VS intel どっちが良いの?
とりあえずどっちが良いのという疑問の答え
 
CPUでAMDとIntelってどっちが良いの?とよく聞かれます。
CPUは同じCorei5でも世代やデスクトップ用、ノート用により性能が異なり一概にどちらが良いか言い切れません。
詳しい人はCPUの型番を見る事で世代、凡その性能の判断が出来ると思います。
基本的な事で言うと最新世代のCPUだとAMDの方が性能が高く、価格も安い為、AMDの方が圧倒的に良いと言えます。コストパフォーマンスだけを考えるとAMDですが、デザイン面等も考えるとIntelの方が色々と選択の幅が広がる為、自分に合った一台は見つけやすいという事があります。
絶対王者のIntelに勝つためAMDが価格を安くしている
IntelもAMDもCPUを製造するメーカーです。他にもメーカーはあるようですが、パソコンのCPUとしてはほぼこの2択になるようです。どちらを選んでもちゃんとパソコンとして動くので好みで選んで問題ありません。IntelのCore iシリーズが有名ですが、最近はAMDのRYZENシリーズも人気なようです。CPUとマザーボードは組み合わせがあり、IntelのCPUををAMD用のマザーボードに乗せることは出来ません。
 
IntelのCPUのほとんどには内臓GPUが搭載されています。内臓GPUがあればグラフィックカードがなくても動作させる事ができます。内臓GPUはそれほど高性能ではないのでゲームなどは厳しいですが事務用途なら十分な性能です。

※例外として名前の最後に"F"が付くモデルは内臓GPUを搭載していません

AMDのCPUのほとんどは内臓GPUが搭載されていません。別途グラフィックカードを購入する必要があります。

※例外として名前の最後に"G"が付くモデルは内臓GPUを搭載しています
アーキテクチャ(基本設計)
アーキテクチャとはCPUの基本設計や基本思想を意味します。アーキテクチャが変わるとCPUだけでなく、マザーボードなどの仕様も変わる事があります。新しいアーキテクチャほど性能がよくなっていて、古いものは徐々に入手しにくくもなるので、なるべく新しいものを選ぶと良さそうです。アーキテクチャ毎に「第〇世代」のように呼んだりコードネームで呼び分けたりします。
 
コア数(スレッド数)とクロック周波数
コア数やクロック周波数はCPUの性能に大きく関わるものです。

同じアーキテクチャで作られたCPUでも、コア数やクロック周波数の違う複数の製品がラインナップされていて、性能や価格から目的にあったCPUを選べるようになっています。
 
コア数(スレッド数)
1つのCPUの中に複数の処理装置(コア)を持つものをマルチコアと呼ばれます。マルチコアでは複数の処理を並列して実行する事が出来るため、コア数が多い方が処理能力が高くなります。さらに1つのコアを2つ見せかけるハイパースレッディングという技術があり、さらに多くの処理(スレッド)を並列実行できるものもあります。
 
クロック周波数
GHz(ギガヘルツ)という単位で表記されていて、よく目にすると思います。クロックとは回路が処理の歩調をあわせるために用いる信号ですが、これが早いほど処理が早い事になります。
 
ブランドと型番
ブランド
 
Core i7, Core i5, Core i3・・・主軸製品 数値が大きいほど上位モデル
Pentium・・・ Core iシリーズから少し機能を落とした廉価版Celeronよりは上位
Celeron・・・Core iシリーズからそこそこ機能をおとした廉価版
型番
 
Intel Core i プロセッサの場合「Intel Core i7 7700」のようにブランド名の後に4桁の数値が付きます。4桁の先頭が世代を表していて、数値が大きい方が高性能という感じになります。また、4桁の数値の後にアルファベットが付く場合があります。サフィックスと呼ばれるもので以下のような意味があります。

▼デスクトップ向け
X  ・・・ ハイエンド向け(オーバークロック可能)
K  ・・・ ハイパフォーマンス(オーバークロック可能)
なし ・・・ 標準的なモデル
S  ・・・ 省電力モデル
T  ・・・ 省電力モデル(Sよりも省電力)
▼モバイル向け
HK  ・・・ ハイパフォーマンス (オーバークロックも可能)
H  ・・・ ハイパフォーマンス
U  ・・・ 省電力モデル
Y  ・・・ 超省電力モデル
結局どれがどのくらい早いの?
型番の番号だったりの数値が大きい方が性能が良さそうだってことは分かりましたが、結局どの程度の違いがあるのかまではよく分かりません。そんな時はベンチマークテストの結果を参考にしましょう。

ベンチマークテストとは、テスト用のプログラムを実行させてCPUの処理性能を計測して比較する事です。個人で全ての製品をテストするのは難しい事ですが、幸い多くのサイトでベンチマークの結果を掲載してくれています。
 
たとえば、
Intel Core i7-10700K Desktop Processor 8 Cores up to 5.1 GHz Unlocked LGA1200 (Intel 400 Series Chipset) 125W (BX8070110700K)
 
▼デスクトップ向けK・・・ハイパフォーマンス(オーバークロック可能)
8 Cores / 16 Threads
Socket type LGA 1200
Up to 5.1 GHz unlocked

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