今後、ワーケーションのような「仕事」「休暇」のハイブリッド型の仕組みが一般的になれば、観光産業にとってもコペルニクス的な発想の転換で平日やオフ期の需要拡大を望める可能性が生まれ、こうした動きが、地域の活性化や交流・関係人口の増加につながっていく道筋が見えてきます。そして何より、休み方改革が進むことで、働く人たちそのものがより健康で活力を生み、生産性が高く創造的な仕事をしやすい社会につながっていくかもしれません。来年のTOKYO2020の期間中は、まさに夏期休暇のシーズンと重なります。大会を円滑に進めるための都内の交雑緩和の面からも、これを契機に一気にワーケーション制度を取り入れる企業や利用者が増えていくことが期待されます。オリンピックレガシーの1つとして新たな「休み方・改革」の時代への幕明けとなり、もっと自由に活き活きと活躍する人が増えていく時代を想像すると、ワクワクしてきませんか!