日本では、@=「アットマーク」の言い方で通じますが、それは国内だけ。
●英語圏では、「commercial at」(コマーシャルアット)=@(アットマーク)は「at sign」、「at symbol」で通じます。(文章内では「at」と読みます。)
●他言語では、アットマークの形の捉え方や言い方、その意味もさまざまです。
●スペイン語/ポルトガル語・・・「arroba」 意味は「アローバ」
●イタリア語・・・「chiocciola, chiocciolina」 意味は「カタツムリ」
●ウクライナ語・・・「равлик」 意味は「カタツムリ」
●エスペラント語・・・「heliko」 意味は「カタツムリ」
●オランダ語・・・「apenstaartje」 意味は「猿の尾」「揺れる猿」
●ギリシャ語・・・「παπάκι」 意味は「小さなアヒル」
●スウェーデン語・・・「kanelbulle」 意味は「シナモンロール」
●スロヴェニア語・・・「afna」 意味は「猿」
●スロヴァキア語/チェコ語・・・「zavináč」 意味は「ロールモップ(巻きニシン)」
●中国語・・・「艾特(アイ・テ)」「圈a」「花a」 意味は「at」の音声転写
●中国語(台湾)・・・「小老鼠」 意味は「小さな鼠」
●韓国語・・・「골뱅이」 意味は巻貝
●デンマーク語・・・「snabel-a」 意味は「象の鼻のa」
●ドイツ語・・・「Klammeraffe」 意味は「クモザル」
●日本語・・・なると
●ノルウェー語・・・「krøllalfa」 意味は「カールしたアルファ(α)」
●ハンガリー語・・・「kukac」 意味は「蠕虫」
●フィンランド語・・・「miukumauku」 意味は「猫の鳴き声」
●ブルガリア語・・・「маймунка」 意味は「小さな猿」
●ヘブライ語・・・「שטרודל」 意味は「シュトゥルーデル」
●ポーランド語・・・「małpa」 意味は「猿」
●ロシア語・・・「собака, собачка」 意味は「犬」
●ベトナム語・・・「a còng」「a móc」 意味は「湾曲したa」「鈎付きのa」
こうしてみると、国によってアットマークのグルグルしたところを「猿の顔面」や「貝殻」と捉えているものが多いですね。日本の「なると」には納得がいきますが、「蠕虫」には驚きました(笑)。
「アットマーク」では、海外では通じないので、豆知識として覚えておくのもよいかもしれません。