FCVのエネルギー補充時間も実のところ短くはない。
確かに、水素充填時間は5分程度だ。
しかし、水素ステーションが日本中に百数十カ所しかないので、多くの場所で、「最寄り」のステーションまで往復で数時間かかるのが現状である。
しかも、往復して自宅に戻ってきたら、燃料の半分を消費しているという具合だから話にならない。
この水素ステーションを2025年までに320カ所に増やすという計画があるようだが、1カ所の建設に5億円もかかるのでは、はかどるはずはない。
しかも、仮に320カ所が実現したとしても、この程度では「焼け石に霧吹き」ぐらいの効果しかない。
そろそろ、EVに集中しないと、「新ゴールドラッシュ」に乗り遅れてしまう。