海外渡航の制限が外れないとどうしようもありません。しかも、「双方の国の制限」が両方、解除される必要があります。
受け入れ側だけでなく、送り出し側の国も許可をしないと、インバウンド観光は元に戻らないのです。さらに渡航制限が解除されても、事前や事後のPCR検査が必要であったり、自主隔離期間を課されるといった不便さも残ります。国によっては、海外旅行ができるだけの経済的な余裕のある人も減ってしまっているでしょう。その上で、多くの人が「あの国に行っても安心」「あの国から来てもらっても安心」と思い始めないと、インバウンド観光が元に戻ることはありません。