「そもそもアットマークって、どうしてこんな形なの?」「身近なものだけど、どんな意味があるの?」と、気になったことはありませんか?読み方が「アットマーク」だから、当然英語の「at」から来ているのでは。と思われがちです。
意外と思われるかもしれませんが、実はアットマークの由来は「at」ではないのです。デザインは、ラテン語の「ad」を変形したもの(a を d で丸く囲ったもの)。意味は英語の「at」「for」「to」にあたるものになります。
起源は諸説ありますが、まだコピー機などがなかった時代に、書写をしていた中世の修道士が手を痛め、一筆で書けるようにと生み出されたものだと言われています。
パソコンの普及以降からの登場かと思いきや、実は500年ほど前には既に存在していたというのは意外ですよね。前置詞は多々あるので、この一文字に集約できるのは書く際の手間を大分省けたと思います。便利なものが無かったからこそ、生まれた記号だったんですね。